開発が進む合法3人乗り自転車には、どんなものがある?

合法3人乗り自転車の開発が進んでいます。警察庁によって自転車の危険運転禁止が明文化され、補助いすを使用した3人乗りが規制、罰則も科されたことに対し、子育て中の主婦などから容認を求める声が相次ぎましたが、これに対して自転車産業振興協会が安全性に配慮した幼児2人同乗用自転車の試作を募集。内定を受けた企業や個人が試作車を開発し、警察庁の審査の上認可されれば合法3人乗り自転車が製品として市場に出回る見通しになりました。 審査の結果は2009年3月に出る見通しですが、現在開発中の合法3人乗り自転車にはどんなものがあるのでしょう。

実際には道路交通法そのものが改定されるわけではなく、自転車の乗車定員を定める各都道府県の公安委員会による規則改正で対応されるようです。

安全性に配慮した幼児2人同乗用自転車に適当とされる項目は、◯幼児2人を同乗させても十分な強度を有すること。◯幼児2人を同乗させても十分な制動性能を有すること。◯駐輪時の転倒防止のための操作性及び安定性が確保されていること。◯自転車のフレーム及び幼児用座席が取り付けられる部分(ハンドル、リヤキャリヤ等)は十分な剛性を有すること。◯走行中にハンドル操作に影響が出るような振動が発生しないこと。◯発進時、走行時、押し歩き時及び停止時の操縦性、操作性及び安定性が確保されていること。となっています。


合法3人乗り自転車。おもなメーカー試作車の仕様は

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●日本ロボティクスが試作中の3人乗り自転車(WB-1)は、3輪の自転車で前輪は小径の20インチが2輪、後輪は24インチの1輪仕様。前輪を小径にして幼児用座席の位置を低く抑えることにより、乗車を容易にし時就寝を低く安定させるのが狙い。また2輪にすることで子どもの加重に耐える設計となっています。

●ランドウォーカーが試作中の3人乗り自転車(かるがもG)は、前1輪、後1輪の前後2輪に後輪に2輪の補助輪を付けた4輪タイプ。補助輪にサスペンションを装着し、発進、低速走行、停止時におけるふらつきを防止して安定性を確保した。前後の車輪は小径の低重心設計です。

●宮田工業のスカーフウインディ・トリオは前1輪、後2輪の3輪自転車で、前輪に左右に傾きカーブを曲がりやすくするフレームスイング機構を採用、後輪は2WD機構にして高い走行安定性を確保。前輪20インチ、後輪16インチの低重心化設計となっています。

●ジョイジャパンのFun 2-Top V-3は、前2輪、後1輪の3輪自転車で、前後輪とも20インチの低重心設計。前輪2輪は独立懸架式サスペンション機構付きで斜めの段差乗り上げが可能。後部の幼児座席を設置するキャリヤをフレームと一体化して強度を高めています。

●パナソニックサイクルテックの3人乗り自転車試作車は、ロング・ホイールベースの2輪タイプアシスト機能付き自転車で、前後の車輪は小径の低重心設計で、重心が前後車輪の内側になるように座席を配置。転倒時のダメージ防止装置及び足部保護装置を採用しています。

海外ではデンマーク、ニホラ社の3人乗り自転車やアメリカ、ZIGO社のカーゴバイクなども販売されています。
追記:2009年7月1日の法改正で安全基準を満たす対応自転車の3人乗りが認められました。


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