小児喘息(ぜんそく)の原因・症状と治療に大切な環境の整備

小児喘息(ぜんそく)は、さかんに咳がでて、息をするとヒューヒュー、ゼーゼーなどの音がしたり、呼吸が苦しくなるなどの症状がくりかえされます。早くは乳児のころから発症する場合があり、一般的には1〜3歳頃から発症します。一年を通じて見ると特に秋に多い病気ですが、春先や梅雨時にも症状の出やすい病気で、一日で見ると夕方や夜また朝方に発作が起きやすくなります。

子供の喘息の場合はカゼをひいたときに症状がでる場合が多いため、気管支炎と診断される場合もありますが、喘息は気管支炎のような感染症ではないのでうつる病気ではありません。

小児喘息の90%は、アレルギー体質を持つ子どもが、身の回りのチリダニやハウスダスト、カビ、動物のフケなどのアレルゲン(アレルギーの原因物質)を吸入して反応する、「アトピー型ぜんそく」とされています。小児喘息の子供の気管支では、慢性的な炎症が起こっており、いかにこの炎症をしずめて発作を予防するかが治療のポイントとなります。

小児喘息の原因として、家屋構造の変化に伴うダニの繁殖や大気の汚染、食生活の変化などが指摘され、ネコやイヌ、ハムスターなどペットの飼育が原因で小児喘息になる子どもも増えています。

最近は吸入ステロイド剤など、さまざまな治療法が用いられていますが、治療以前の問題として、まず身の回りにあるダニ、ホコリ等のアレルゲンを減らすという生活環境の整備が大切です。

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小児ぜんそくを予防する具体的な掃除方法

ダニやハウスダストなどの、小児ぜんそくの根本原因をなくさない限り、治療効果も十分に発揮されません。そのための具体的な掃除法として次のような注意点があげられます。

●寝具類:ふとんなどの寝具は一週間から二週間には一度、一平方メートルにつき20秒以上の時間をかけて、両面を掃除します。また晴天時には天日干しをし、その後に掃除機をかけるようにします。

●寝室:寝室には可能な限り毎日掃除機をかけるようにしましょう。カーペットの部屋は少なくとも三日に一度は掃除をしてください。また短時間で掃除機をかけやすくするために、部屋の床にはできるだけものを置かないようにする配慮も大切です。電気製品のコードレス化や足の付いた家具の選択などもポイントです。

●毛布類:収納してあった毛布類などは、使用する前にかならず天日干しをして掃除機をかけるようにします。

●シーツ、カバー類:ふとんシーツ・カバー類は少なくとも一週間に一回は洗濯をするようにします。

●乾燥機:衣類やふとん用の乾燥機は高温による殺ダニ効果がありますから利用しましょう。

●換気:常に換気に努めるよう注意しましょう。また空気清浄機や除湿機・加湿機などもアレルゲンを抑制する機能をもった製品が数多く発売されています。部屋の環境によって効果のある使い方をしてください。

●大掃除:梅雨明け時には大掃除をする習慣をつけましょう。

以上のような点に気をつけて、小児喘息を防ぐ掃除と環境整備をこころがけてください。

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