マクロ美食とセレブたち

マクロビオティック (Macrobiotic) とは、もともとは長寿法を意味します。第二次大戦前後に桜沢如一が考案した食生活法や食事療法が欧米で普及。近年、トムー・クルーズ、シャロン・ストーン、マドンナ、ニコール・キッドマンなどのハリウッド・セレブたちが実践している食事法として脚光を浴び、日本に逆輸入されてきました。

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マクロビオティックの考え方と食事法。

 マクロビオティックとは、自然に沿った食事とライフスタイルを実践すれば、自分の心と体の健康は、毎日の食事によって作られ、それが美しさへとつながってゆき、さらには食べる事によって環境や人生観も変化してゆくと言う考えです。

 マクロビオティックでは、基本的に、未精白の全粒穀物である、玄米、粟、ひえ、きび、大麦、小麦、とうもろこしなどを主食にし、旬の野菜や豆類や海藻などを副食やスープにして摂取します。そして身体にストレスがかかる、肉、精製された砂糖、乳製品、食品添加物などを避けて、季節や体調に合わせた食材の選び方と調理方法を用いて毎日の食事に取り入れます。これらのシンプルな食材を使って、バラエティ豊かな料理へとアレンジします。

 そして、気候、季節、環境、健康状態、性別、年齢、活動量などによってアレンジを変えることができ、自分に合った自由な食べ方で実践してゆけるもので、シンプルで自然な食生活を楽しんでゆける食事法なのです。

 食材を選ぶときのポイントは、自分が生まれた(もしくは住んでいる)場所に近い場所で育った(栽培された)ものを選ぶこと。これは「身土不ニ(しんどふじ)」「地産地消(ちさんちしょう)」と言う考え方で、ビタミンやミネラルが豊富な玄米雑穀を中心に、自分の住む場所に近い所でとれた旬の有機野菜を食べれば、それらは「生」のエネルギーに満ちていて、その時期に体が必要とする栄養とうまくリンクするという考えです。具体的な目安としては「有機JASマーク」が表示されている食材を選びます。マクロビオティックを続けていくポイントは、完璧を目指すのではなく、あまりストイックにならずに、自分の変化を楽しみながら少しずつ進めていくことです。

自分自身の変化を感じながら…できることからマクロ美食を楽しむ

 自分がどのように変化をしてゆきたいかによって、食事のバランスの取り方は変わってきますが、一般的には、痩せたいとか体を引き締めたいといったような部分ばかりが注目されがちです。もともとダイエット(diet)は、「正しい食事」という意味であるように、主食を白米から玄米に変えることなど、普段の生活の中に一つでもマクロビオティックの食事法を取り入れることから始めれば良いのです。

 基本的なマクロビオティック食事法のルールとして、○主食は全粒の穀物。○有機農法で栽培された野菜を食べる。○伝統的技法で作られた食物を摂る。○サラダ(体を冷やす)よりは温野菜を食べる。○たんぱく質は植物性(豆、豆腐、納豆、海藻、種子など)から摂る。○動物性たんぱくは白身魚を週1〜2回、肉・卵は月1〜2回程度に。○海藻(ミネラル)は毎日少量を摂る。 ○漬物(梅干、糠漬)は少量を毎食。 ○乳製品は控えめに。○油は植物性のものを使用。○香辛料や刺激物は少量に。○アルコールは控えめに。などがあります。

 マクロビオティックの食事法は一見地味でストイックに感じるかもしれませんが、料理のバリエーションは無数にあり、世界中で日々新しいレシピが開発されていて素晴らしい味と出会う楽しみもいっぱい。美的なケア以外にも、アトピー、アレルギー、糖尿病や低血糖症、リウマチや自己免疫疾患、ガンなどの重大な慢性病の治療食としても脚光を浴びています。興味のある方は、全国各地にある教室や料理教室で詳しく学び、マクロ美食を実践してみてはいかがでしょう。